成長期、TRすると身長が伸びないは本当?
「TRをすると身長が伸びなくなるからやったらダメ!」
スポーツを頑張るお子さんをもつ、
お父さん、お母さん方。
これ、幼少期に言われた事がありませんか?
そして、頑張ってTRをしている子どもに、
言うべきか悩んでいませんか?
実はこれ、、、
正解ではありません。
この説は、昔、炭鉱で働いていた子供達がモデルとなり出来上がった話です。
重いものを毎日運んでいた子供達。
この子達の身長は皆低いままでした。
この話が、大きくなり一人歩きして、
「TRをすると身長が伸びない」という話が
現代まで残ったのです。
炭鉱で子供が働く時代です。
身長が伸びない原因は、他に沢山あります。
「ストレス」「栄養失調」「睡眠不足」「筋肉の硬さ」など。
重いものを運んで筋肉が沢山ついたから、
身長が伸びないというのは、実は誤った認識なのです。
ですので、中学生であってもTRを行う事は大事です。
◯身長の伸びを阻害するもの
子供がバスケをやっているならやはり、
子供の身長が伸びる事を長いますよね、、、。
では、子供の身長を伸ばす為にどうサポートできるのかをみていきましょう。
身長の伸び = 骨の伸び
つまり、骨の伸びが阻害されると
身長は伸びにくくなります。
特に、太ももの骨・脛の骨・背骨などの「長い骨」が身長に関わります。
この長い骨に付いている筋肉が硬くなってしまうと身長の伸びは制限されます。
太もも前の筋肉を例にします。
太もも前の筋肉は、骨盤から太ももの骨をまたいで脛の骨についています。
ですので、
太ももの前の筋肉が硬くなる
↓
太ももの骨の伸びが、硬くなった筋肉に制限される
↓
身長が伸びにくくなる
このように、骨の伸びは筋肉によって簡単に
阻害されてしまいます。
特に、スポーツを行っている成長期の子供達は筋肉が硬くなりやすいです。
成長期の身体は、
骨 → 筋肉 → 靱帯、その他の組織
といった順番で成長していきます。
骨の成長で筋肉がひき伸ばされている態状態
+
運動による筋肉へのダメージ
この二つが組み合わさる為、
成長期の子供達の身体は硬くなりやすく、
それが痛みにも繋がりやすいのです。
逆にいうと、
筋肉が柔らかければ身長の伸びを阻害する事はありません。
そこで、必要になってくるのが、
「ストレッチ」です。
- 練習後ストレッチ
- お風呂上がりストレッチ
これを徹底する「習慣」を子供達が身につけること。
それが、身長を伸す上でも、
非常に重要になってきます。
先程の、炭鉱の子供達。
昔は、ストレッチを行うといった文化など存在していません。
重いものを運ぶといった仕事によって、
筋肉がつくのと同時に、
筋肉が硬くなり身長の伸びが制限されていた可能性もあります。
ストレッチは、身長を伸すだけではな他にも、
「疲労回復」
「パフォーマンスUP」
「怪我予防」
「リラックス効果」 など
一石二鳥どころではない位に、
メリットが多く存在します。
< まとめ >
「 たかがストレッチ、されどストレッチ 」
ストレッチが身体に与えてくれる影響は大きいです。
子供達の競技人生を長い目でみた時に、
子供の頃から
「自分の身体は自分で管理する」
という習慣がつく事で、その先の競技人生がより良いものとなります。
「将来」を見据えたサポートが
当たり前になってほしいと思います。